さやの湯処は前野原温泉にある日帰り温泉。食事処は充実し、おすすめは天麩羅サクサクで十割蕎麦が味わえる「天せいろ」ヘタな蕎麦屋よりも美味い。

暑さは温泉で避暑？

2015年の梅雨が明けた。まだ明けませんといっていたが、台風がスズナリでやってきて、あっという間に夏を運んできた。ウソみたいにうだるような暑さ・・・誰だぁ～冷夏だといってた人わぁ～

暑いときは熱いモノを食べる・・・ではなくて、熱い温泉にどっぷり浸かる。これが温泉マニアの避暑スタイル。というわけで、久しぶりにさやの湯処にやってきた。

こんなに暑けりゃ、熱い源泉風呂は空いているだろう。・・・そんな淡い期待はすぐに消えるほど、まるで芋洗いのように千客万来状態。仕方なく蒸気サウナと露天風呂で時間調整するが、久しぶりに入った露天風呂の塩素臭がかなり気になる。やはり塩素はアカン！

しばらくして源泉風呂に浸かることができたが、ちょっと熱い。頭上から直射日光、身体は塩漬け（強塩泉）・・・まるで海水釜ゆでのような状態になっている。きびしぃ～！ （財津一郎とは古いわっ）

その後、真夏恒例の垢スリをして、剥けた皮膚を再度塩湯漬け（温泉漬け）。これがまたしみるんだわ・・・さらに塩漬けした身体を天日で干したら、見事塩豚の干物の完成！ ってなことはならず、ヘロヘロ状態で湯上がり。

国産蕎麦粉の十割蕎麦

火照った身体（いやらしいことではござらん）をクールダウンとばかり、涼しい食事処「柿天舎（しんてんしゃ）」でひと休み。昼食時を外したおかげでかなり空いている。

こういうところの食事処は、ひとりではちょっと利用しづらいけど、ここは1人席があるのでとても親切。ビールジョッキの前で揺れているおっさんがいたり、のんびり読書をしている若い女性。さらに天せいろをすすっているオヤジの姿も見られる・・・あっこれボクね（苦笑）

そう、ここの天せいろは絶品なのだ。天麩羅は揚げたてのサクサクで、国産の蕎麦粉（今回は北海道産）を使った十割蕎麦。これで1,030円とくりゃ蕎麦好きなら外せない。

入浴料＋垢スリ＋天せいろ＝しめて6,000円強。ちょっと使っちまったが、世俗の垢も取れ、ココロもカラダも大満足。帰り道、熱い車内でコカコーラ・ゼロを流し込む。いや～夏ですな～

（2015.7 更新）

→　源泉かけ流し温泉ガイド | 温泉新選組のページ： さやの湯処

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