浴場は大浴場と露天風呂のほかに、混浴露天風呂・渓流露天風呂（寝湯）・丸太風呂・切株風呂とバラエティに富む。

温かな癒やしの空間

ログハウス調の佇まいと同じように、館内は木の優しい温もりあふれる癒やしの空間。ロビーにある暖炉の暖かさは身体で感じる以上に温かく、ほんわかで和やかな空気に包まる。

いい宿というのは、システムやスタッフ対応もひと味違う。その一例がウェルカムサービスと夕食。ウェルカムドリンクは朝食会場も兼ねる喫茶室でゆっくり。コーヒーにちとうるさいオイラも満足。夕食はメインが三種類の中から選べるとのことで、チェックイン時に選ぶことができる。

でも何よりも嬉しかったのは部屋のこと。当初、和室で予約していたが、空いてるとのことで、追加料金なしに和洋室にグレードアップしていただいた。やられた・・・ホントにノックダウン。サービスモラルの高い宿は実に素晴らしい！

でも、素晴らしいのはこれだけではない。朝食バイキングもこれまた絶品なのである。新鮮なお造りに近くで採れた山菜や牧場直送の乳製品の数々。朝食の美味い宿にハズレはない！（←これホント！）

そうそう、メインの温泉を忘れていた！

温泉は大浴場、露天風呂ともに源泉100%かけ流し。浴槽も丸太・切株・岩・檜とバラエティに富み、温泉好きには堪らない。日帰り利用の客が多く、夕方まではたくさんの入浴客でごった返していることも頷ける。

道内屈指の温泉宿

地名に「牛」という字があるせいか、周りにはたくさんの牧場が点在している。宿までの道すがら数多くの牛を見かけることができるが、そのおかげ（？）で露天風呂では何となく少し香ばしい（ウシ臭）ニオイを感じることもあるが、それはご愛嬌。

施設・サービス・食事・温泉と顧客のニーズを理解しているのであろう、全てにおいてバランスが取れている。しかもチェックインは13時、チェックアウトは11時という22時間ステイができるので、ほぼ丸一日ゆったりと過ごせることもかなり嬉しい。

これだけのサービスや大満足の料理をいただいて、今回の宿泊料金はたったの13,800円。高い料金の宿なら満足するのは当たり前といえば当たり前。でもこの料金で、ここまで満足できる宿はそうはない。

再訪したいと思う温泉宿はそう多くはないが、「湯宿だいいち」は別格といえる存在。ほとんどの利用者が満足感に包まれることだろう。道内屈指、超おすすめの温泉宿である。

（2015.6 更新）

→　源泉かけ流し温泉ガイド | 温泉新選組のページ： 湯宿だいいち

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