国登録有形文化財の宿

国登録有形文化財の宿

なかむらや旅館は飯坂温泉にある温泉宿。温泉街の中心として、またシンボルでもある鯖湖湯の前にあり、立地は抜群。日本の歴史を物語る土蔵造りの建物が、ひと際力強く存在感をアピールしているかのようである。

温泉は飯坂の湯にふさわしく、熱いまでの源泉100%かけ流しの温泉を堪能できる。内風呂は2つ。1日5組と宿泊人数が限られているため、貸切風呂としてゆったりと利用できる。中でも「與右衛門の湯」の御影石は旧鯖湖湯の御影石を使用している。この石は百年以上も飯坂の湯を満たし続けてきたもの。

そして帳場にある古時計は百年の時を越え今も動き続けている。江戸・明治・大正・昭和・平成と幾重の時代をくぐり抜けてきたその建物自体が博物館と言っても過言ではなく、全館が「国登録有形文化財」に登録。蔵へと続く入口は江戸時代末期の土蔵造りの素晴しさ美しさを教えてくれる。

また宴会はお断りしているため、静かで落ち着いた環境が約束される。これも非常に嬉しいおもてなしのひとつである。客室に掲げている「一期一会」の額の言葉そのものが「なかむらや」のおもてなしの心であり、女将さんの心でもある。それを感じさせずにはいられない。

→　源泉かけ流し温泉ガイド | 温泉新選組のページ： なかむらや旅館

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